今週のチョコレート



キットカット(袋入り)を買ってきてゲームをしながら食べていて、ふと気が付くと残るはあと数個…
もしくはテスト期間中にストレスの余りいつもは手をださない高価なハーシーチョコを買ってきて、その日しかも30分くらいのうちに全て食い尽くしてしまった…
そんな経験は誰しも一度はあるはずです。

今朝の体重もにきびの数も全て忘却の彼方へと葬り去るなめらかな口当たり。
先生に叱られたことも親には言えない点数を取ったことも、たいしたことないよとなぐさめてくれる甘美な味。
チョコレートの魔力はとどまる事を知りません。

そんなチョコレートについて、すこしだけ詳しくなってみましょう。


第1話 明治の板チョコ


明治ミルクチョコレート←おなじみのパッケージ。やっぱコレでしょ。

♪チョコレート♪チョコレート♪チョコレートは明治♪
と歌っているだけあって、オーソドックスで美味しいのが、この明治のミルクチョコレート。いわゆる「板チョコ」です。
最近はほんといろんなメーカーから色々な商品が出回っていて見るもの見るもの目を奪われてしまうのですが、第一回目ということで、ごく普通、でもだからロングセラーなものを持ってきてみました。





…それは私がまだ小学生で世の中にある物体という物体は全て最初からそこにあるものであってよもや自分のおとーさんやおかーさんやおじさんやおばさんたちが作ったものだなんて想像すらできなかった頃。

板チョコは必ず線に沿って割ってから1個ずつ食べるのが常識というかそれ以外の方法で食べたりなんて絶対してはならないことだと思っていたところに、CMで板チョコの銀紙をむいてそのままぱっくりと食べる様子を見た私の衝撃とその行為に対する羨望がわかっていただけるでしょうか?!それ以来板チョコをそのまま食べたい!という私の願望は日に日に強まっていったのですが…

明治ミルクチョコレート
↑ああ美味しそう。ほっとひといき。

ある日意を決して母に「チョコレートをCMみたいに食べたい」と言ってみたところ、「食べればいいじゃない」とあっさり返されてしまったのでした。
まあよく考えればそりゃそうなんですけど、いたいけな少女であったその頃は、母の言葉と行動とががこの世の法でありそれに逆らうことは大変勇気の要ることだったものですから、逆にあっさりおっけいをもらうとなんだか気勢を殺がれてしまい、その願望はオトナになった今でも未だ果たせていないただの夢となりはてたのでした。

だってさー。やっぱりもしかしたら残しちゃうかもしれないしそうしたら思いっきり食べかけの歯型ついてるのってなんかヤじゃない?



ということで第一話は終了です。やれやれ。みなさん私の拙い文章につきあってくれてどもありがとう。
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