今週のチョコレート



人はなぜ”限定”に惹かれるのでしょう?
今日を限りの大セール。本日限りの大安売り。
はたまた枚数限定の記念ポスターに限定500組のテレホンカードプレゼント。
限定の二文字に踊らされ、本来要るはずもない何に使うかすら判然としない物体を買い込み、いつのまにやら壁の花…
そういう経験は誰にでもあるでしょう。
私にもあります。一度も袖を通すことのないままに衣類の虫のお食事になってしまったあのセーターよ、さようなら。


第2話 冬季限定


冬の旬・生チョコレート←白、雪、冬。典型的な冬季限定。




冬季限定チョコレートがいったいいつからできたのか、それはまったくわかりません。少なくとも10年前にはなかったように思います。
気になる人は森永か明治あたりに聞いてみると、きっと明確な答えを返していただけるのではないでしょうか。それはともかく。

冬季限定、です。
春にはなくなってしまうのですたぶん。夏にはきっとどんなに品揃えの豊富な店を探してもないでしょう。
なぜなら賞味期限が2000年の4月12日だからです。
これを今食べずにいつ食べるのでしょうか?!ということで、見かけたら問答無用で買いましょう。
なんだかすごーくメーカーに踊らされてるようなきがしますが気のせいです。うん。
そして夏になったら夏季限定を探して(まあほとんどの場合、探すまでもなく夏季限定コーナーができているものなのですが)食らいまくりましょう。

…というのは冗談ですが、冬季限定にしろ夏季限定にしろ、普通のチョコレートでは味わえない仕上がりになっていますのでまあ一度は食べてみておいて損はないでしょう。益もないかもしれませんが。なにごとも経験ですよね。
冬季限定チョコレートの場合では、
・口当たりがなめらか
・洋酒とかなんだかオトナな味のするものが混ぜ込んである
・デザインがやたら綺麗(白のイメージがほとんど)
といったところが共通点でしょうか。

冬の旬・生チョコレート


今回画像を出しているロッテの「冬の旬・生チョコレート」はその典型とも言えるものでしょう。
洋酒入りの生チョコレートをホワイトチョコレートでくるんである、なんだか「小枝」を思い起こさせるような外見のチョコレートです。パッケージもなんだか「小枝」っぽいですねえ。
そういえば「小枝」は森永の商品ですよね?いいんでしょうか。きっといいんでしょう。何と言っても生チョコですからね。

…そのわりに賞味期限が長いのが気にかかりますが。

ちなみに特に冬季限定とか表示していなくても、実は毎年秋冬になるとこっそり出現し、春になると消えていくチョコレートの風物詩達もいます。 そちらのほうが控えめでクールだと思うのですがどうでしょう?
それともやっぱり目立ったが勝ちなんでしょうか。



第2話完。まったく一週間経つのは早いものですねえ。次回はチョコレートに合う飲み物の話を予定。こうご期待。
back
home