今週の効果音

第2回笑い声(プラグイン・エフェクト)


とりあえず、笑っちゃいましょうか。

笑い声
[ .aiff | .wav | .mp3 | .au | .rm(streaming) ]


se02 wave
fig.2 笑い声(3.26s)

効果音を創る時って、いろいろな方法がありますが、必ず波形編集ソフト上で、なんらかの編集を行います。効果音CDの音や、生音を録音してきて、それをソフト上でいじくりまわすというものです。

その編集ソフトに標準で装備されているDSPメニュー(*1)からでも、いろいろなことができますが、最近は、プラグイン機能を使ったエフェクトをかけることが流行っている様に思えます。
*1 その音の音程を変化させたり、フェードイン、フェードアウトなどの効果を与えられることができるもの。通常、エフェクトとは異なる。

プラグインというものは、そのソフトに無い機能を追加するものなのですが、波形編集ソフトにおけるプラグインは、その音に大胆な変化をもたらしてくれるものが多い様に思います。そのソフトでは基本的な機能を備えているので、プラグインはそいういった傾向が強くなるのでしょう。

今回、プラグインを使用して、先ほどの声に面白い効果をつけてみます。North PoleというVSTプラグインを使用しました。ここのサイトの、ダウンロードページからフリーでダウンロードできます。ちなみにMacオンリーだとのことです。当然、VSTプラグインを扱えるアプリケーションが必要となります。


笑い声(プラグイン・エフェクト使用後)
[ .aiff | .wav | .mp3 | .au | .rm(streaming) ]


宇宙人の笑い声みたいに聞こえたと思います。すくなくとも、最初の笑い声よりは、大幅に変化しているのでは無いでしょうか。

ただ、このようなプラグイン・エフェクトは、使用する範囲が限定されるんですね。例えば今回のような、宇宙人の声など。「ゴーレムのまいご」でも、このプラグインを使用した効果音は作成していません。ただ、一回ぐらいは使ってみたいなぁと思って今回使ったのですが、やっぱり難しいですね。

それよりも、もっと効果的で実用的な効果音の作り方があるのですが、それは次回。


今週の効果音では、以下のフォーマットで、効果音を提供しています。
[ .aiff ] 44.1kHz,16bit
[ .wav ] 44.1kHz,16bit
[ .mp3 ] 44.1kHz,16bitの.aiffを52Kbpsで圧縮
[ .au ] 44.1kHz,16bitの.aiffを8012Hz,16bit,mu-lawで圧縮
[ .rm(RealMedia)] 44.1kHz,16bitの.aiffを16Kbps Voice - Widebandで圧縮 .rmのプレーヤーは、こちらから。

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