今週の効果音

第3回ガチャガチャ(擬音)


効果音を創る一番いい方法は、生音を録音することではないでしょうか。シンセサイザーから創る音は現実的な音にはなりにくく、効果音CDには目的とする音がないことが多いです。だいいち、効果音CDに使える音が少なく、目的に合った音が10個あればいい方なのではないでしょうか。

というわけで僕は、効果音CDに目的の音が無い場合は生音を録音して、それを加工する方法をとっています。ただ問題は、僕は生音の録音が嫌い&苦手ということですね。

ダメなんですよ、生音の録音って。マイキングがどうしたらいいのかなぁとか、レベルがちゃんと合っているのかなぁとか。生音ってレベルの変動が大きくて、すぐフルビット使い切っちゃって。

マイキングについても、ノウハウがないからダメですね。ただ言えることは、「音源からのエネルギーが多く存在する位置で、音源からの最短距離」にマイクを置いていますね。これが正しいかはともかく、一番ハッキリとした音がとれるので。生音の録音ってこもりがちになるから、そうするようにしています。

そんなとき、重要な役割をになうのが、マイクです。僕はSHURE SM58-LCを使用しています。別にいろいろなマイクを聞き分けたわけではなく、単にマイクを一本だけ買おうと思って、多目的に使える物ということで選びました。

SHURE SM58-LC with wind guard
fig.3-1 SHURE SM58-LC

SM58って1つノウハウがあって、風防をはずすとSM57になるという。・・・取扱いは自己責任でお願いします。ただ、風防をつけてあの特性になるようにチューニングされているので、SM57と同じ特性ではないかもしれませんが。

SHURE SM58-LC without wind guard
fig.3-2 SHURE SM58-LC(風防無し)

そういえば、SM58とBeta 58Aの違いってなんだろうって、いつも思うのです。


ガチャガチャ(擬音)
[ .aiff | .wav | .mp3 | .au | .rm(streaming) ]


この音は、SY-77が入っていたハードケースの金具の部分をがちゃがちゃしたものです。この音も、ある目的を持って録音したんだけど、イマイチぱっとしなくなっちゃって。

身の回りを見渡せば、使えそうな音ネタはいろいろなところに転がっているものですけどね。

ちなみに、RealPlayer 7 betaというものがリリースされていますね。ぜひお試しください。きっと楽しめるかと思います。ただ、マシンパワーを必要とするので、その点に注意して。


今週の効果音では、以下のフォーマットで、効果音を提供しています。
[ .aiff ] 44.1kHz,16bit
[ .wav ] 44.1kHz,16bit
[ .mp3 ] 44.1kHz,16bitの.aiffを52Kbpsで圧縮
[ .au ] 44.1kHz,16bitの.aiffを8012Hz,16bit,mu-lawで圧縮
[ .rm(RealMedia)] 44.1kHz,16bitの.aiffを16Kbps Voice - Widebandで圧縮 .rmのプレーヤーは、こちらから。

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