今週の効果音

第5回壊れる壁の音


まずはじめに。このページで提供しているオーディオの圧縮をする方法は、以下のツールを使っています。

.mp3は、macromediaのプラグイン(macromediaではXtrasと呼ぶのだそうですが)を使って、ホストアプリケーションにpeakを使用して圧縮しています。

.auは、SoundAppを使用して、変換しています。

.rmは、RealNetworksが提供しているツールを使っています。

単に変換するだけなら、これらのツールでもいいのでしょうが、さらにいい音、いい映像で圧縮しようとするのなら、VBR(Variable Bit Rate:可変ビットレート)による圧縮が必要でしょう。

VBRとは、短い時間ごとに最適なビットレートを割り出し、変化させていく方式です。そのため、今までのようにビットレートを固定した、固定ビットレート(Constant Bit Rate)よりも小さいファイルサイズで、劣化の少ないオーディオを提供できると思います。

思います、というのは、実際にVBRでの音を聞いていないためです。Media Cleaner Proというアプリケーションを使えば、VBRでの圧縮が可能になります。・・・が高い。学生が、簡単には手が出せないような値段ですが、多分数カ月後ぐらいには、手に入れているでしょう。


今週は、壊れる壁の音です。

この音では、いくつかの音を重ねているという技を使用しています。こうすれば、単体ではしょぼかった音が、それなりに聞くことができるようになります。

周波数帯域の違う音を重ねたり、似たような帯域でも違う音を重ねれば、また違ったイメージを持つ音ができるんです。ただ、重ねることによって濁った感じの音になる場合もありますが、聞いた感じでOKならば、スペクトル的にごちゃごちゃしていてもいいかな、と。


the sound of breaking wall
fig.5 壊れる壁の音 (717ms)

壊れる壁の音
[ .aiff | .wav | .mp3 | .au | .rm (streaming) ]


複数のオーディオトラックを使用する時に使うアプリケーションって、Pro ToolsとかDeckとかなのでしょうけど、僕はVisionを使っています。いや、特に理由はないのですが。

そういえば、opcode、大丈夫かな?

これまでの回、今回、そしてこれからの回で使用しているアプリケーションは、断わりのない限り、すべてMacintosh上で動くものです。Windows版があるアプリケーションはありますが。僕としては、Windows上での波形編集は絶対にしたくはないのです。ですが、Windows上で動くアプリケーションを使うことがあるかもしれません。


今週の効果音では、以下のフォーマットで、効果音を提供しています。
[ .aiff ] 44.1kHz,16bit
[ .wav ] 44.1kHz,16bit
[ .mp3 ] 44.1kHz,16bitの.aiffを52Kbpsで圧縮
[ .au ] 44.1kHz,16bitの.aiffを8012Hz,16bit,mu-lawで圧縮
[ .rm (RealMedia) ] 44.1kHz,16bitの.aiffを16Kbps Voice - Widebandで圧縮 .rmのプレーヤーは、こちらから。

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