今週の効果音

第10回プッシュトーン


普段、Windowsなんてほとんど使わないのですが、場合によっては使わなくてはならないこともあります。自分の環境以外のところで作業をするということは、ほんとにやりにくいことではあります。しかし、それでもやらなくてはなりません。

Windowsの波形編集ソフトで、「CoolEdit」というものがあります。OnLine系のソフトウェアでは、これが主流らしいですね。店頭販売では、「Sound Forge」とか「WaveLab」とかありますが。(WaveLabって、Version3になったんですね。)

で、CoolEditですが、使ってみれば、やっぱり面白い機能なんかも発見するんですね。その中の一つに、プッシュトーンを作るというのがあります。

プッシュトーンの作り方は簡単で、[1.2.3][4.5.6][7.8.9]と、[1.4.7][2.5.8][3.6.9]のグループそれぞれに、一定周波数の正弦波を割り当てます。そして、ある数字が選択されたなら、二つの正弦波を足しあわせます。たとえば「1」が押されたなら、[1.2.3]と[1.4.7]に割り当てられた正弦波を足し合わせて、あの音が出力されています。

あるテレビ番組で見たのですが、双児の姉妹が手を使わずに電話をかけることができる、というものがありました。それは、二人がそれぞれの周波数の音を発声していて、しかも双児だからその声の周波数特性がほとんど同じなので、声だけで電話をかけることができたのです。

で、今週の効果音です。プッシュトーンを作りました。


push tone
fig.10 プッシュトーン (1.92s)

プッシュトーン
[ .aiff | .wav | .mp3 | .au | .rm (streaming) ]


スピーカーから出るこの音を、プッシュホンに向ければ、手を使わずに電話をかけられるのではないでしょうか。僕は試していませんが。
(注)いたずらをするなら、自己責任で。しないことをおすすめします。

また可能なら、この音を周波数分析して、どこにかけているか調べるのも楽しいかもしれません。パブリックな電話番号なので、プライバシーの問題などはないかと思います。だって、そこのWeb Pageに、その電話番号が堂々と乗っていたのですから。


今週の効果音では、以下のフォーマットで、効果音を提供しています。
[ .aiff ] 44.1kHz,16bit
[ .wav ] 44.1kHz,16bit
[ .mp3 ] 44.1kHz,16bitの.aiffを52Kbpsで圧縮
[ .au ] 44.1kHz,16bitの.aiffを8012Hz,16bit,mu-lawで圧縮
[ .rm (RealMedia) ] 44.1kHz,16bitの.aiffを16Kbps Voice - Widebandで圧縮 .rmのプレーヤーは、こちらから。

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