今週の無限音階

〜友人は選ぼう。選ばれる友人になろう〜

 

第3回 <こいつら 100 % >

 私の友人には、キトクな人が多い。もちろん、「危篤」ではない。それでは、全
然笑えないではないか。そう、「奇特」な方が多いのである。数え上げたらきり
がないので、思い付いた順に私が飽きるまで紹介していこう。
 まず、K氏。ギタリストでもあった彼は、大学を卒業するまでに7年の年月を
かけ、その後お金をためて渡米した。ま、それだけだったら普通かもしれない。
しかし、彼の渡米の目的は、留学や就職、はたまた豪遊ではなかった。彼は、い
くつかのサバイバルグッズとロードレーサを相棒に北米に渡った。彼は北米から
南米まで、自転車で横断を計画し、実行したのであった。それは、旅行と言うに
はあまりにハードであり、もはや冒険であった。1998年の初夏の頃出発した彼
は、どうやら現在も旅行中のようである。「北米のかなり南の方まで来た。ここ
から先は情勢不安等もありかなり大変、、」という連絡を数カ月前に聞いて以
来、全く音沙汰がない。ま、元気に南下中であることを祈る。
 そして、W氏。この人は、かなり凄い。凄くないところをさがすのが大変なく
らいである。なにしろ、顔がは虫類系である。すごくないはずがない。彼は、某
国立大学を途中でやめた。しかも、中退ではなく、除籍、、、。ま、それもすご
いのだが、彼は一度失踪事件を起こしたことがあった。曰く「いやぁ、いろいろ
あってからさぁ、気がついたら広島にいたんよ。んで、なんとなく北上した。」
そうな、、、。その間、実に三ヶ月。その間、銀行のカード等を一切持たなかっ
た彼は、パチンコ等でなんとか小銭を作り、公園やビジネスホテルで夜を明か
し、浮浪者に襲われそうになったりと色々なドラマを繰り広げながら、主に徒歩
と電車で、結局、静岡あたりまで北上したらしい。彼は、結局「ちょっと」やら
かして、警察で一晩お世話になって帰ってきたと言う。彼の名誉のためにも詳細
はふせるが、ひとつだけ彼から聞いたおいしいネタを紹介しよう。当然、着替え
など持っていなかった彼は、ビニール袋に入った粉末状の洗剤をたまたま持って
いた。ところが、警察でお世話になった際に持ち物を調べられた時に、その「袋
に入った白い粉」がバックの奥から出てきたそうである。なにしろ警察の方が相
当あせったそうだ。ま、今となっては笑える話である。
 他にも、苦手な英語のテストで『 Oh! My God! 』と書いたつもりが『 Oh! My
Good! 』と書いてしまい、7点を5点にされたM氏や、「コロ助の頭を持つ男」U
氏、路上で腕立てふせをする男I&K等、もりだくさんである。そうそう、わがキ
ャラメルポットの社長も結構いいセンいってるかもしれない。
 なにしろ、マトモなのは私だけのようである。

 

 

 ある日、私はある男に出会った。その男は、かなりのプロレスフリーク(新日
ファン)だった。彼とあったのは、福岡にある某飲み屋で、私は最初かなり恐れ
ていたが、数時間後にはジャーマンスープレックスをかけられるほどの仲になっ
ていた。その彼が言うには、


 

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サウステンジンゴーレムにモドル