今週のドリーム

第三時代 初期のゲーム

 どこに面白い要素が隠れているのか

初期のゲームといっても、モノクロ画面がでてくるほど初期でもない。
僕にとって初期とは、小学4年生ごろ。
ドラクエ2が出る前の時代だ。
ファミコンは、ドラクエ2が出るまでは比較的平和だった。
多種多様なゲームが登場している。

なかでもとりわけ記憶に残っているのが、何がおもしろいか未だにわからないゲーム。
エグゼドエグゼス、アトランティスの謎など、延々と同じ事を繰り返し行う謎のゲームになぜかハマっていた記憶がある。
それから理不尽なゲーム。たとえばスペランカーだ。 狙ってあんなに貧弱な主人公にしたというなら、並大抵のゲームデザイナーではなかろう。
たけしの挑戦状も、ユーザーを思い切って突き放したゲームだ。解けるものなら解いてみやがれ的な思想が感じられる。
ネーミングで買ってしまいそうなゲーム「いっき」。 当時の僕には、「いっき」がいったい何を意味する単語なのかわからなかった。
両手両足を使って無敵の裏技を出してミニマルな感じを密かに楽しんだといえば、スターフォース。音楽も印象的だった。今でも歌える。
回転アタックのアクションが斬新、しかもあの世界観が良すぎるディスクシステムの秀作メトロイド。
反動で飛び回り、融通のきかない、難易度がめちゃくちゃ高いアクションゲームといえばアストロロボ・ササ。ササって何だろう、このネーミングは。僕も、僕のまわりの友人のすべても、このゲームのエンディングを目にしていない。
猫を踏んだら、猫踏んじゃったが流れて1機減るという車で旅するゲーム、シティコネクション。
そして忘れてならないのが、ステージスタート時にいい音楽が流れてあとは効果音だけという、横スクロールシューティング、フォーメーションZ。ロボットものにお約束の変形もあった。
戦争やるのに味方は空母1隻とヘリが1機という、並はずれた発想をもってハドソンが世に送り出した名作、2コンのマイクで叫べるという、バンゲリング・ベイは覚えているだろうか。

そしてゴーレムのまいごを作るにあたって、影響を受けてしまったかもしれないゲーム。それはドルアーガの塔とレッキングクルー。
結局全然ジャンルも雰囲気も違うゲームになったのだが、ああいった超越した発想が、当時は一体どこからどうやって生まれていたのかは謎のままだ。
そう。マザーはいい。鈴木慶一という作曲家もそれで知った。なんだったんだろう、あの世界観は。

僕を育てた音楽は、ビートルズでもなく、TM NETWORKでもなく、ゲームだった。

 

 

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