今週のドリーム

第9回 17歳

ずいぶん前の話だ。
11月2日オープンのサイトが11月1日になって動き出したので、案の定、夕方から東京に行くことになり、このまま朝まで修正作業が続行する見込みになった。
ということと飛び乗ったのは、夕方5時半の便。睡眠不足が続いている中、飛行機に乗れば、いきなり睡魔におそわれる。
と思いきや、入り口には高校生の集団が。福岡へ修学旅行といったところだろうか。一般の乗客が乗り込んだあとに、彼らが乗ってきて、前の席には、髪を2つに分けた女の子と、その友達らしき女の子が、誰がどこに座ったのかをチェックするため、目をキョロキョロさせながら、なかなか座らない。
なんとか君を呼んでこようか、私後ろでもいいよ。
えー、いいよー。
といった会話が飛び交う中、僕の意識が飛んで、そのうち飛行機も飛んだ。
次に目覚めると、その女の子がそわそわしていて、隣の席は空いていた。
その次の瞬間、眉のない少年が後ろから歩いてきて、無神経にどん、と座る。かっこよさげなのだろう。僕のみたところ、周囲の男の子との会話する状況から推測して、その少年はリーダー的存在だ。
その少年が隣にすわり、少年も落ち着かず、女の子も落ち着かない。
なんともぎこちない空気が張り詰める感覚を覚えつつ、僕はまた眠りに落ちた。


今週のドリームもくじ
サウステンジンゴーレム総合もくじ