今週のメロディ

故郷、札幌の七夕は8月7日です。
七夕といえば、「ろうそく出〜せ〜、出〜せ〜よ〜」という歌とともに
夕方に提灯をこどもたちが家々を回っていました。
この風習は全国的なものではないようですね。

お題:「キラキラ星」
 今回は、おフランスの民謡、キラキラ星です。かの有名なモーツァルトも編曲したというお題です。由緒正しくて感動的ですね。

キラキラ星
キラキラ星
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 音符の数を数えながら聴いてみてください。「7・7・7・7・7・7」です。なんとも綺麗に揃っています。
 日本の伝統文化である俳句は「5・7・5」です。これも綺麗に揃っています。音楽的にみて何が揃っているのかというと、

4+1=5
4*2−1=7

 おお、なんということだ!
 実は4分の4拍子の音楽だから、4の倍数に関係のあるリズムで、音符が切られているんですね。しかも心地よく、必ずズレているんです。1足したり、1引いたりすることで、フレーズとしてオチがついたり、余韻が残ったりしているんですね。
 じゃあ4−1=3で3が使われているメロディがあるか、っていうと、やっぱりあるんですね。例えばつのだ☆ひろの「メリージェーン」。英語なので気づきにくいかも知れませんが、「♪メリージェーン」と「♪オンマイマイーン」ってところが3と3になっているじゃありませんか。
 更に考えてみると、じゃあ4分の3拍子だったりしたらどうなるんでしょう。ワルツとかですね。
 これも魔法の1を足して4にしているメロディとして、有名なヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」などがあります。
 というわけで、例えばウタものを作りたいなーと思ったりしたあなたは、5・7調の詩を書くことをお勧めします。メロディにとても乗せやすくなります。


回答例:「キッチュ・キラキラ星」

キッチュ・キラキラ星
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 今回は安っぽい、ガジェット的なポップにしてみました。
 音数は全然なくても賑やかに感じられるようにするために、一つ一つの楽器をガチャガチャさせてみました。
 同時発音数は4〜6音です。昔のゲーム音楽などは、この程度の音数だったんですよねー。いつの間にか、オーケストラまで使うようになっちゃって、もー。


今回のオマケ:(キラキラ星とは全然関係ありませんが)

オマケ
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 いや〜、観てきましたよ、M:I−2。ジョン・ウー監督っぽいアクション映画で、前作よりも間違いなく面白かったです。
 というわけで、その感動を表してみました。仕事場からの帰り、自転車に乗りながらずっと口ずさんで、「あのギターリフにどんなメロディを乗せちゃおうか」と企んでいたのです。バカですねー。
 で、こんなメロディを乗せてみました。


今回のスターバックス・コーヒー
 モカ・フラペチーノのショート。
 ミスター・カゲヤマは、エスプレッソ・マキアート(ドッピオ)を2杯。

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