素敵に四枚目-------ウール
今週から、見出しの布が拡大するようになりました。重いですよー。はっはっ
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ウール
この寒い時期に、お世話にならずにいられない。
厚いものから薄いものまで幅広い。
柄は、チェックのものが多い。
ひつじさんありがとう。
でもちょっとちくちく。
もうすぐ12月。いいかげん寒くなってきたこの時期、店頭にどーんと並ぶウールたち。
あのごわごわ感は・・・まったりといい気分。うふふ。
ウールというのは基本的に冬にしか出てこない。まあ、こんな暑苦しい布が夏に売ってても(ほとんど)誰も買わないだろうが。
しかし、ほしいときにほしいものがないのも結構いやだ。というわけで、季節限定のウールについて、いまのうちに詳しくなってみよう。 ちなみに毛糸についてはさっぱりなので、今回は見送らせていただく。
秋頃からだんだん種類が増えてきて、今ごろには結構ピークを迎えているウール。しかし、一口にウールといってもかなりの種類があり、私もすでにわけがわからなかったりする。「詳しくなってみよう」とかなんとかいってるが、まあ気にしないでくれたまへ。
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チェックじゃないのもあるよ。
これは、無地の上に刺繍がしてあるもの。
ちなみにコレはウール70%です。
ウールは、表面をさわったり、顔に当ててみたりするとちくちくしているのがわかるだろうか。私はそのちくちくがだめで、ウールのマフラーは できない。ちょっとせつない。
ウールはべつに100%ばかりではない。コットン、ナイロン、ポリエステルなどの繊維が入ったものをよく見かける。
また、柄は圧倒的にチェックが多い。あまり小さなチェックは、表面がごわごわしているのでみえなくなるからだろうか、あまり見かけたことはないが、かなり大きめのチェックまでそろっている。色も定番のものがたくさんあって、地の色が白、黒、緑、赤なんかが多いかな。結構ビビッドだ。でも、これでうるさくならないのがウールのいいところ。プリーツスカートでもつくろうものなら、知らないうちにとてもかわいいものが出来上がる。うーん、ステキ。
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スカートの裏地のようす。
いい裏地がついてるかついてないかで
服の値段って結構かわるかも。
この素材は、冬用の素材の中ではいちばんいろいろなものに使われていると思う。いちばん厚いものはコート、ちょっと厚めで上着にジャケット、もちょっと薄くてスカート、さらに薄くなってブラウスなどなど。これらのものを作ろうとするときに、気をつけたいことは「裏地」をつけることだ。
ブラウスはさすがに無理そうだが、あのごわごわな布を、ただでさえ着膨れやすい寒い時期に裏地なしで着るとなると、摩擦がすごくて身動きが取れなくなる。というかその前に服が着られない可能性すらある。スカートもちゃんと裏地をつけないと、ストッキングやタイツにまとわりついて結構歩きにくかったり。
もちろん、布を使う前には水通しをしておくのだが、ウールのやり方はちょっと違う。霧吹きなどで湿らせてから、ビニール袋などにいれて一晩くらいおいておく。それから布を取り出して、歪みを直してから、裏からスチームアイロンをかけてそれから使う。ミシンを使うときにも、バイアスが結構伸びるので気合を入れて縫わなければならない。プリーツの巻きスカートとかだったら全然大丈夫だけど。
気をつけることはまだある。洗濯だ。いきなり洗濯機なんかにぶち込んだらとんでもないことになる。これは、それぞれの表示を見て、ちゃんとそのとおりにすればいいのだが。そう言えばかなり前にTVで、ウールのセーターをわざと縮ませてスリッパを作るっていう再利用法が紹介されていた。
自家製フェルトだな。それは。
ちょー高級おばさん用服地売り場にさむい時期に行くと、ウールって色々あるんだなあと思う。
それでは。
来週は未定。乞うご期待。
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