先週の布

永遠の6枚目-------ストレッチベロア

大学生企業なのに、一月を追い込み時期にしちゃうあたり。すでに屍。

これでメイドさんをつくるのだああ!!! ストレッチベロア
横方向にぐにぐにとよく伸びる、その名の通りストレッチ布。
もともとベロアはそんなに伸びるものではないのだが
土台の布がニット地になることで 伸縮性をだしたもの。
体にフィットした服も簡単につくれる。
しかし部屋中が布の「かす」でいっぱいになる・・・。


 今回またしても新布購入です。お金ないのにねえ。
 でも、ダブル巾で1.5 mで、¥480はおいしい!!いかすぜ西沢!しかも紺色!!
 ああ煩悩はつきず。うふふふふふうふふー



 ストレッチベロア。なんて素敵な響き。作りたいものがいっぱいでこまっちゃうですねえ。
久しぶりに今回は布についてキチンと語ります。しかし知識はない(=_=;;

 今回私が買ってきた布は、クラッシュといって、毛並みがばらばらになっているもの。フツウに一定方向に向いているものと印象がちょっと違う。 ちょっと違うといえば、この布の使い方だ。ベロアや別珍のように、起毛の処理がしてある布は、いつもとちょっと勝手が違う。上下を気にしないといけなくなるのだ。

こ、こんな感じ・・かな?
↑「なで毛」と「逆毛」のちがい


ひかっている。
↑「なで毛」ってこんな感じ
全体が白っぽく光る。

 布を広げて、上下を入れ替えて見てみればすぐ分かる。色や柄が濃く見える側(上の写真)と、白く光って見える側があるのに気づく。これは起毛の「なで毛」と「逆毛」のちがいで、ふつうは横から見て毛並みが上に向かっている「逆毛」になるように服を作る。もちろんデザインによって、なで毛になっている服もないわけじゃないが。
 型紙を布にのせるとき、「さしこみ」というやり方があるのだが、上下がある布はこれができない。毛並みがある布だけじゃなく、天地のある柄もそうだ。スカートの切り替えとか、見頃の右と左で表面の光り方がちがったり、柄がさかさまだったりするとなかなかダサい。ねらってやるならただの「まちがい服」にならないように、ある程度はデザインを考えておいたほうがよいと思われる。
 また、さしこみができないということは、必然的に布の必要量が増えてしまう。(そして余りも多くなる)私はあまった布をびしばし捨てられないタチなので、中途半端に使えねぇ布をたーんともっている。しかも押しつぶしたりしたくないので、さらにかさばる。そして狭い部屋がさらに狭くなる。うあー

 次に、縫う時の注意。
 縫う時は、@→「伸びる」ということ、A→「起毛」ということに注意しなければならない。
まずひとつめ。伸びることついて。 伸びる布というのは、縫う時には結構扱いにくいものだ。出来上がってしまえば、多少サイズが違ってようが気にならないので便利といえば便利な布なのだが。  具体的にどのへんが扱いにくいかというと、型紙を写しにくい、裁断しにくい、ミシンがかけづらい、など。
 型紙と裁断については、広い机がありさえすればなんとかなるのでおいといて。
 問題はミシンかけだ。ついいつもの調子でちょっと引っ張って縫っちゃったりすると、それだけで縫い目がびろびろーんだ。今時のミシンは賢いので、別に布を引っ張り気味にしていなくてもきれいに縫えるものもあるのだが、それでも送り歯の具合などで変な歪みが出てしまうこともある。
それを解消するのは「洋裁の腕」と「便利な小物使い」のどちらかしかない。前者はあまり現実的ではないので(私的に)後者の「小物使い」の小物についてちょっと紹介してみる。
 たぶん、一番使いやすくて失敗しないのが「伸び止めテープ」を使うことだ。というか、これしかおもいつかない。経験値低いのであしからず。 で、この伸び止めテープについてだが、どんなものかというとその名の通り「布の伸びを止める」テープだ。アイロンでぺたぺたっと貼ってしまえばほーら簡単、伸びずに普通に縫える布の完成ー。べんりべんり。ただし、表にひびかないように縫い目にテープのはしっこが乗っかるくらいにしてつけること。
 布屋さんや、手芸やさんには必ず置いてあるので、できれば持っているとスウェット地とか、バイアスが伸びやすい布とかを縫う時など、いろいろ使えて便利だと思う。しかも縫い目の強化にもなるので、肩とか襟ぐりなどにもよく使う。ファスナーをつける時は必ず使うので、けっこう必須用品かもしれない。

 そして、ふたつめの起毛について。
起毛の布は、気をつけるポイントがさらに2つある。アイロン掛けと、ミシン掛け。
アイロンは、ただ単にいつも通りかけると起毛がつぶれてせっかくの光沢がなくなってしまうから。起毛用のアイロン台が一番安全だが、なければ布を中表になるように折って、上からアイロンを浮かせるように軽くかければよい。 スチームが使えたらよいのだが、布によって質が変わってしまうものもあるので、その辺は品質表示にしたがって。
 次になんでミシンがかけにくいかというと、普通中表で縫うのだが、そこで起毛と起毛が絡まって縫い目がずれてしまうことがあるからだ。これを防ぐには、しつけをするのが一番確実で失敗しないと思う。この辺は面倒がらずにやったほうがよいと思う。手間を惜しんだために失敗して、結局すげー時間かかったりすることもなきにしもあらず。いやはや。




 この紺色の布を買った翌日に、今度は緑色のものを買ってしまった。いやつい。
ってゆーか。この布の使い道がたった一つしか思い浮かばないのはなぜなのか、自分でもちょっと不思議だったりする。

 それでは。
 下のリンクを揺らしてみたがどうだろう。本人なかなか気に入っているのだが。



↑今週の布。
↑↑サウステンジンゴーレム。